私がお世話になった病院では、母子同室を推奨していました。
出産した翌日から、さっそく母子同室スタートです。
でも、
「いきなり赤ちゃんと2人きりで、お世話なんてできるの?」
と不安に思ってました。
今までの人生で、赤ちゃんを触ったことなんてありませんから・・・
自分で産んだとはいえ、赤ちゃんは完全に未知なる生き物です。
初めての母子同室はどんな感じだったのか、夜中は預けてもよいのか、戸惑ったことなど私の体験を書いてます。
まだ心の準備が〜。
あと1週間ぐらい待ってー。
ママになった実感ないんですけど〜。
母子同室は不安だらけでした
産んだ翌日の午前中、赤ちゃんのお世話について簡単なオリエンテーションがありました。
それが終わると、赤ちゃんを部屋に連れていって母子同室スタートです。
赤ちゃんに触れるのが不安
赤ちゃんに触れることからして、おっかなびっくり。
ベビーベッドで、まどろんでいる私の赤ちゃん。
赤くてお猿さんみたいだし、無表情だし・・・見れば見るほど変な生き物です。(汗)
出産したら母性が芽生えるなんてこともなく、まだ可愛いとか思えなくて、「これどう扱うんだ?」というのが正直な気持ち。
とりあえず抱っこしてみようと思って、不安いっぱいながらもチャレンジしました。
まず、ベビーベッドに付いている呼吸を感知するセンサーを止めます。そして、慎重にそーっと身体の後ろに手を回して、ゆっくり持ち上げました。
思ったよりも軽い!
そして、首がガックンしないよう気を付けていれば、思っていたよりも丈夫。意外とグニャグニャしません。
「これならいけそう」って思って、赤ちゃんに触るのはすぐに慣れました。
余裕がでてからは、赤ちゃんを膝の上に乗せたり、ベッドで一緒に横になったり出来ましたよ。
初めての授乳
うまく授乳できるかな。
吸われてすぐに母乳とか出るのかしら?
助産師さんの指導のもと、赤ちゃんに産まれて初めての授乳をしました。
赤ちゃんを抱っこして、口元におっぱいを近づけていくと・・・吸い付いた!
「ゴキュゴキュ」と、けっこう強く飲みます。
うわー、思ったより強く吸うものなのね。
変な感覚だけど、ちょっと感動。
ちゃんと母乳も出てるみたい。
いつの間にか母親の身体になっていた自分にビックリ。
授乳すると、ちょっとだけママになった気がしました。
こうして左右の胸を10〜15分ぐらいずつ吸わせて、病院から渡されていた管理表に授乳回数や時間を記録します。
このあと、赤ちゃんが泣いても泣かなくても、3時間おきに授乳を繰り返しました。
最初のうちは、赤ちゃんがちゃんとおっぱいを飲んでいるか分からなくて、けっこう不安だったんですよ〜。
赤ちゃんがどれぐらいおっぱいを飲んだか、全く分かりません。
そこで助産師さんにお願いして、飲む前と飲んだ後の赤ちゃんの体重を測って、計量してもらいました。
すると、10mlほど飲んでいたみたい!
授乳に慣れてきたころ、今度は胸を吸われすぎて痛くなってきました。
切れて血も出ちゃったし。
こういうのは、慣れなきゃなんだろうけど、痛くて辛いです。
私はもともと肌が弱い体質。それもあるのか、赤ちゃんに吸われすぎて、おっぱいがヒリヒリ痛い。
だから、授乳していないときは、乳頭保護用のオイルを塗ったり、サランラップ巻いたりして、できる限りおっぱいを保護してました。
このあと1ヶ月、2ヶ月と経つうちに、おっぱいもだんだん強く丈夫になっていったんですが・・・最初のうちは辛かったですよ。
もう私のものじゃなくってしまった、私のおっぱい。。
初めてのおむつ交換
おむつに青い線が出たら、交換って言われてました。
言われた通りにやってみると・・・これは簡単!
最初のうちは、おむつのテープをどれぐらい強く締め上げれば良いのか、分かりません。
おむつが大きすぎる気もします。
気になって助産師さんに聞いてみました。
すると、おむつって大きめでブカブカでも大丈夫なんですね。
あと、おむつのテープはギュッと強めに締め上げて良いとのこと。
そう聞いても、最初はなかなかギュッ締められなかったのですが、あまり緩いとウンチが漏れることが分かり、かなりキツく締め上げるようになりました。
息止まってないか?
赤ちゃんがベビーベッドに寝ている間、息が止まってないか何回も確認してました。
赤ちゃんが息をしてない様に見えちゃうんです。
疲れてウトウト寝てしまったあとなど、目が覚めたら真っ先に赤ちゃんの呼吸をチェック。
身体も小さいし、「・・・生きてる?」と心配でたまりません。
夜に目を覚ましたときは、薄暗い中、赤ちゃんの鼻に手を当てて、呼吸を感じてホッとしてましたね。
泣き止ませないとイケナイ?
赤ちゃんが泣いていると、「私のせい?」って思っちゃいます。
お世話が足りてないんじゃないかって。
最初のうちは、赤ちゃんが泣いたらとにかく泣き止ませないとって必死でした。
すぐ抱っこしたり、おむつをチェックしたり、授乳したり・・・と大慌て。
泣かせっぱなしに出来るようになったのは、家に帰って赤ちゃんのお世話に慣れてから。
今思うと完全に気にしすぎだったんですけどね。
赤ちゃんは泣いてていいんです。
今だから言えるけどね。
母子同室だけど夜中は預けてました
私がお世話になった病院では、いつでも赤ちゃんを新生児室に預けることができました。
ですので、夜は新生児室に赤ちゃんを預けていました。
母子同室なのに預ける罪悪感
お母さんは、いつでも赤ちゃんと一緒にいなきゃいけない、という思いがどうしてもあって・・・。
疲れてフラフラの状態で、赤ちゃんと夜過ごすのって危ないなと私は考えてました。
授乳しながら寝落ちしての事故って、あるみたいですしね。
だから、せめて入院中はゆっくり休んでおこうと思い、赤ちゃんを新生児室に預けていたんです。
でも、本当は自分で赤ちゃんの面倒をみられるのに・・・人に預けてしまっているのが後ろめたくて。
赤ちゃんを新生児室に預けていると、とっても罪悪感を感じちゃいます。
ホルモンバランスがおかしいんでしょうか?自分がとっても駄目なママな気がして、涙が出ちゃったりしました。
今振り返えると、そんなことで泣かなくいいから、好きなだけ預けておけ!
って言えるんですけどね。
母子同室で夜も一緒に過ごしてみる
練習もかねて、夜も母子同室で過ごしてみました。
退院後は、昼も夜もずーっと一緒にいることになりますからね・・・
夜も一緒だと疲れる
赤ちゃんと夜も一緒にいると、全く気が休まりません。
病院も夜は静かですから、泣き声に敏感になってしまうし。
赤ちゃんが気になりすぎて、寝ていられません。
おむつを頻繁にチェックして交換して、3時間おきに左右両方のおっぱいで授乳して、ゲップをさせてと、規則正しくやってました。
そしたら、早朝の4時くらいで耐えられなくなってギブアップ。結局、新生児室に預かってもらうことにしました。
自宅に帰ったら、泣き言もいってられないんだけど、とにかく最初は疲れましたね。。
あとがき
母子同室がスタートすると、もー子育て待ったなしです。
最初のうちは、赤ちゃんのお世話に慣れなくて、すぐヘトヘトでした。
あと、赤ちゃんと2人っきりだと孤独感があるんです。「もし今、赤ちゃんに何かあったらどうしよう!?」ってね。
だから、夫や両親が来てくれると、ホッと息抜きができました。
いきなり母親になれるわけじゃなくて、愛情よりも戸惑いや不安のほうが大きかったです。
退院してからの日常生活は、もっと大変でしたよ〜。うちの場合は、里帰りなし+どちらの両親も遠方だったので、誰にも頼れなかったんです。
それもあって、産後の肥立ちが良いらしい無痛分娩を選んだんですけどね。
産後の肥立ちがどーっだったのかは、次の記事で書いてます。
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